昨今話題となっている、ジャニーズの性加害問題。メディアで見ない日はないほど注目されている今回の件について、ジャニーズ所属タレントを起用している各企業はどのような反応を見せているのでしょうか。早速調査していきたいと思います！
ジャニーズ問題の概要について
まず、今話題となっているジャニーズ問題とはどのような問題だったのか、簡単におさらいしてみましょう。
ジャニーズ事務所の創設者ジャニー喜多川氏が、同事務所に所属する男子タレントら（未成年含む）に対する児童性的虐待をしたとされる問題。被害者数は数百～数千にものぼると言われている。
1970年代ごろから芸能界では事実として知られていたものの、メディア等では大きく取り上げられることなく、今日まで広まることはなかった。
原因として、ジャニーズ事務所からの圧力等が挙げられている。
ジャニー喜多川氏の没後、被害者による証言により実態が徐々に浮き彫りとなり、事務所が調査報告書を提出するとともに、2023年9月7日に記者会見を行った。
ジャニーズ記者会見について
2023年9月7日、ジャニーズ事務所側の記者会見が行われ、以下のような内容を発表しました。
- ジャニー氏の性加害を認識
- ジュリー社長の辞任／新社長として東山紀之氏が就任
- 会社は解体せず、また社名も継続する見通し
- 元ジュニアへの補償は今後検討（金額や方法含め）
- 競合グループや元ジャニーズメンバーの活動を妨害しないことを明言
今後の事務所の体制については、現状からあまり変化がなく、世間が求めている反省の仕方や改善には足りないように思えます。
一方で、5つ目にあるとおり、ジャニーズに所属しなくてもタレントが活躍できる可能性が明確になったのは嬉しい発表ですね。
ジャニーズ記者会見を受けての各企業の反応は？
2023年現在、ジャニーズ所属タレントを起用している企業はなんと100社を超えるそうです！
しかし、記者会見によって今後「ジャニーズ不買運動」が加速する恐れも、、そこで、中でも記者会見を受けて反応があった企業をいくつかご紹介していきます。
アサヒグループホールディングス
2023年9月8日、今後ジャニーズ事務所のタレントを起用した広告や販促を展開しない
【クリアアサヒ】
起用タレント：二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨
『クリアアサヒ』新TVCM 「ジャにのちゃんねる」が出演 (asahibeer.co.jp)
【三ツ矢サイダー】
起用タレント：櫻井翔、相葉雅紀
三ツ矢サイダー｜アサヒ飲料 (asahiinryo.co.jp)
【MINTIA（ミンティア）】
起用タレント：Snow man
キリンホールディングス
ジャニーズ所属タレントの起用に関しては、契約満了をもって今後起用しない
【午後の紅茶】
起用タレント：目黒 連（Snow Man）
午後の紅茶 目黒 – Bing images
【ホームタップ（ビールサーバー）】
起用タレント：重岡大毅（ジャニーズWEST）
日本航空（JAL）
ジャニーズ事務所所属のタレントの広告への起用を、適切な対応が確認されるまで見送るとしている
嵐の櫻井翔、松本潤との契約は継続しているが、現在広告等に起用しているタレントはなし
モスバーガー
ジャニーズ所属タレントとの契約を継続。9月13日より新CMも公開
2023年9月13日、継続方針から一転、「明確な被害者救済と再発防止の取り組みが認められない以上、ジャニーズ事務所との契約は継続しない」とし、現在の広告も速やかに変更すると発表。
起用タレント：ラウール、渡辺翔太（Snow man）
モスバーガー 広告 CM – Bing images
まとめ
記者会見を受けて、各社いろいろな思いや考えがあるのがよく分かりますね。それだけこれまでのジャニーズの影響力は強かったと言えます。
契約先の会社が加害者側である一方、起用するタレント自身は被害者側でもあるので、対応が難しいところですね。
ジャニー喜多川氏が亡くなった今、被害者の方々が納得する解決策はあるのでしょうか、、
今後のジャニーズ事務所の動きに注目です。
また、今後同じような被害者を出さないためにも、過去の出来事で終わらせるのではなく、法整備や企業体制をしっかりと見直し、共通の問題意識を持っていくことが重要だと思います。
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